友人からこんなメッセージが届きました。
 



 

思ってはいてもいざ行動に移すのは難しい。
もっと正直に言います。
「結局、戦争になっちゃうんだろうなぁ」って
どこかで思っていた自分もいました。
こんな自分に今いったい何が出来るんだろうか?
いろいろ考えるより先に
とにかくこのメッセージを
一人でも多くの人達に伝えたい!
伝えなきゃ!と思いました。

長い文章ですがぜひ読んでみて下さい。
( 原文のまま転載しました。)

 

 


 



  親愛なるみなさまへ

 

  ご無沙汰してます。ヤッチです。
  久しぶりのご挨拶が、このような形になってしまうとは
  自分でも本当に不思議でなりません。
  長いメールなので、お時間があるときにでも
  読んでいただければと思います。
  皆様のご活躍を祈って。

 

  ★時間が無いため一括送信させていただきます。なお、転載・転送大歓迎です★

 

  この度、私は第二次イラク国際市民調査団の一員として、
  来る2月16日から約2週間、
  アメリカのブッシュ政権による戦争を止めさせるため、
  イラクに行くことを決意しました。
  マスメディアが一斉に開戦間近と報じるこの緊迫した状況の中、
  なぜ今イラクに行くのか?と思われる方も多いでしょう。
  私にとってその答えは、
  「まさに今だからこそ行く」ということです。
  戦争を回避するためには、今行動を起こすしかないのです。

 

  目的は、大きく分けて三つあります。

  先ずは「知る」こと。
  マスメディアは連日イラク情勢を伝えてはいますが、
  そのほとんどは国連の査察団をめぐる各国の政治的駆け引きと、
  アメリカ軍の開戦準備に関するものばかりで、
  イラクに住む普通の市民のことはほとんど知らされていません。
  しかし、いざ攻撃が始まれば、
  真っ先に犠牲になるのはその普通の市民なのです。
  そして彼らはまた、
  湾岸戦争から続く経済制裁、劣化ウラン弾の放射能による影響で、
  特に何の罪も無い子供達を中心にすでに多くの苦しみを味わっていますが、
  日々の報道の中で一体どれほどの事実が伝えられているでしょうか。
  アメリカを中心とする巨大資本に牛耳られたメディアが垂れ流す報道は、
  サダム・フセインに対する憎悪を掻き立てるものばかりで、
  事実が相当歪んで伝えられていると思います。
  そこで、私はブッシュが「悪の枢軸」のひとつと呼ぶ
  イラクという国を直接自分の目で見て、
  同じ地球上に住む一市民として
  イラクに住む人々を理解しようと思うのです。
  飽くまでも爆弾を落とされる人間の側に立ち、
  その恐怖を共にして、
  自らの身体を通じて世界を知りたいのです。

 

  第二の目的は、「伝える」こと。
  私は、いま戦争を止めることが出来るのは
  国際世論の力しかないと思っています。
  世界規模の戦争反対の声は日に日に高まっており、
  先日1月18日に世界各地で行われた反戦デモには、
  かつてないほどの規模で多数の人々が参加しました。
  アメリカでもサンフランシスコ20万人、
  ワシントンDCは50万人と、
  ベトナム反戦運動を上回る勢いだそうです。
  私も7千人が集まったとされる東京・日比谷でのデモに参加し、
  無力感を克服して新しい希望を見つけることが出来ました。
  こうした声は、確実に各国政府に対する
  圧力になっていると言っていいでしょう。
  ドイツ、フランスの両政府首脳が
  アメリカ政府の戦争には協力しないと宣言した背景には、
  こうした声の高まりがあると思います。
  いま、アメリカ、イギリス両政府は、
  この問題で頭を悩ませているはずです。
  この反戦運動の高まりを何とか抑えようと、
  躍起になってありとあらゆる世論誘導キャンペーンを行っていますが、
  さほど成果が上がらず少々焦っているようにも見えます。
  表向き民主主義を掲げている以上、
  大多数の国民の反対があれば戦争は出来ないのです。
  「ならず者国家には先制攻撃も辞さない」といって憚らず、
  国際法無視も甚だしい真のならず者国家アメリカに対して、
  いまこそ市民による先制デモ攻撃が必要です。
  今現在も世界各国から様々な人々が続々とイラクに入り、
  「人間の盾」になる覚悟で反戦を訴えています。
  私も彼らと共にその最前線に立ち、
  世界に向けて日本からの反戦の声を、
  自らの身体を賭けて伝えたいのです。

 

  そして最大の目的は、いまこの戦争を「止める」こと。
  こうして世界中からたくさんの人たちがイラクに入ることで、
  たとえ僅かでも戦争が起こる可能性を減らすことが出来ると思うのです。
  例えばダライ・ラマやローマ法王などがいるところを、
  果たしてブッシュは攻撃できるでしょうか?
  ほんとうは、そうした世界に影響力を持つ人々にこそ是非行ってほしいのですが、
  結局誰もブッシュを止めることが出来なかった
  アフガン戦争の反省も踏まえ、
  まずは自らが乗り込んで戦争回避の可能性を探ってみようと思うのです。
  決定的証拠の裏付もなく、
  圧倒的多数の世界の市民が反対する今度の戦争は、
  絶対に起こしてはいけません。
  アメリカ政府は、フセインが隠し持つとされる大量破壊兵器が
  世界の平和にとって脅威であり、武力を行使してでも
  その脅威を取り除かなければならないと吼えていますが、
  もしフセインがそれらの兵器を使う時があるとすれば、
  皮肉なことにそれは
  アメリカ政府が武力を行使するまさにその時でしょう。
  まさにアメリカのブッシュ政権こそが
  世界にとっての最大最悪の脅威ではありませんか。
  そして、もし戦争になれば、
  中東はおろか、世界中が不安定になるのは火を見るより明らかです。
  おそらくアメリカ本土も、
  9・11など子供だましに過ぎなかったかのようなテロの嵐に見舞われ、
  それらはやがて第三次世界大戦への引き金にもなりかねません。
  泥沼にはまると、何かとんでもないことが起こりそうな予感がします。
  つまりアメリカは、先制攻撃ドクトリンに則り、
  核兵器を使うのではないかということです。
  あの悲劇は、広島と長崎が最初で最後でなければいけません。
  こうした大惨事を未然に防ぐために、
  今まさに行われようとしている最大級の犯罪、
  戦争という名の国家テロリズムを止めさせたいのです。

 

  そして今回に限らず、全ての戦争を無効化するための
  非暴力による闘いの第一歩として、私は今イラクに行くのです。
  これは長い闘いになると思います。
  そしてこれは地球上における人類という種の存亡を賭けた闘いです。
  9・11以降、この闘いは一層明らかになってきました。
  一方には戦争中毒から抜け出せないアメリカ政府を筆頭とする各国政府と、
  それらと利益を共有する多国籍企業やマスメディアが、
  グローバリゼーションの名のもとに途上国に対する構造的暴力と搾取を繰り返し、
  テロの温床を作り出しています。
  「対テロ戦争」の御旗を掲げ、
  戦争という暴力を正当化していくその末に待ち構えているのは、
  人間性と地球環境の破滅しかありえません。
  こうした文明を手にした野蛮人達によって、
  人類はやがてこの地球上の絶滅危惧種のひとつに
  数えられてしまうのでしょうか。

 

  しかしその一方で、
  各地のNGO等を中心とする新しい市民の勢力が
  いま地球規模で結びつき、
  こうした破局へと向かう流れを変え、
  新しい流れをつくり出そうとしています。
  初めはとても小さな流れでしたが、
  やがてその小さな流れは合流を繰り返し、
  いま、とても大きな流れとなりつつあるのを感じます。
  一人一人が出来ることは限られていますが、
  その一人一人が新しい生命の流れにのって結びつくとき、
  その全体は部分の総和を超え、
  人類は真に持続可能な社会を作り出すことが出来るはずです。
  私は、いまここに生かされているという驚きを原点に、
  これまで私を育んでくれた全ての生きとし生けるものに対する
  絶大なる感謝の気持ちから、
  この新しい社会の実現に向けて残された命を費やす覚悟を決めました。
  これは私にとって、非戦、非暴力による世界市民の革命であり、
  また、人類史を超えて地球上の生物進化史における
  新しい生命の革命でもあるのです。

 

  さてこの革命で倒すべき敵とは誰か?
  アメリカのブッシュ政権と名指しするのは簡単ですが、
  それでは彼らがフセインやビンラディンを悪魔と呼ぶ単純な善悪二元論と
  なんら変わりありません。
  戦争はいつも人の心の弱さがつくり出すもの。
  私にとって倒すべき敵とは、己の中に巣食っていた心の弱さでした。
  その己の弱さに打ち克ち、おかしいものにはおかしいと声を出すことで
  この革命の第一歩を踏み出した私は、さらなる前進を求め今イラクに向かいます。

 

  親愛なるみなさん。
  願わくは、私がイラクに行くということを、
  出来るだけたくさんの人に伝えて欲しいのです。
  そして、いま世界が我々の未来にとって
  非常に重要な岐路に立っていることを、
  より身近な問題として考え、発言し、
  真の世界平和を希求する国際世論というかたちでの
  後方支援をお願いしたい。

 

  この戦争は止められます。

 

 

  愛をこめて

 

  YATCH

 

 

 

 

友人からのメッセージ


 

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